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北国の春を彩るエゾエンゴサク

  • 執筆者の写真: Fuming _
    Fuming _
  • 2024年4月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年4月30日

GW初日、妖精の居場所を求めてクルマに乗ること約一時間、晴天に恵まれて絶好のドライブ日和となり、浦臼町にある浦臼神社に行ってきました。

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こちらの境内はエゾエンゴサクとカタクリの群生地で有名です。知ってはいましたがなかなか機会に恵まれず。ですが今回ようやく行くことができました。


まずは鳥居をくぐり、少し進むと心臓破りの階段があります。結構ハードでした。

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一気にのぼってあたりを見渡すと境内に拡がる光景は圧巻。しかしその前に散策させていただくため本殿にご挨拶。非常に気の澄んだ境内でした。

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そしてこちら。すごいですね!自然の美しさは。

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所々カタクリの方が多い箇所もありました。水色と薄紫のコントラストが非常に美しかったです。

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GWのさなか、人の姿はまばらで超穴場的スポットと言ってよいでしょう。

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エゾエンゴサクに近寄ってみると…顔にみえるのは私だけでしょうか。こんにちは!と話しかけてみました(#^.^#)

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カタクリにも近づいてみると‥

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下を向かれてあまりよく見えませんでした~。


立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花‥美人の形容詞。大輪系の花が咲く姿も圧巻そのもの。しかし粒の小さい草花も、また大輪とは違ったパワーを感じます。一輪一輪に大きな自己主張はなくても、こうして群生することで何にも代えがたいパワーと美しさを発揮しています。なんか、日本人のようですね。


エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)

名前の由来は蝦夷の地に生息し、球根が漢方の延胡索に似ていることからきているそうです。このエゾエンゴサクも球根を干したものは和延胡索と言うのだそうですが、薬膳を学んでいながら知りませんでした。分布はやはり北海道・サハリン圏の北国。


エゾエンゴサクもカタクリも球根です。我家の庭にも球根がいくつもありますが、多くの球根はこうして春に花を咲かせ、花が終わって冬に入る頃には地上に出ている部分は枯れてしまいます。しかし土の中で球根は立派に生きていて、細胞分裂のように分球してこのように増えていきます。


冬が深い北海道、当地でも一冬3~4日は-20度程度まで冷え込み降雪量も多いのですが、その間も地中で待機し、雪解けとともにこうして毎年見事に花を咲かせる彼女たち。なんだか生き方論を教えられているような気がします。


自然はこうして私達に様々なことを教えてくれます。





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