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我家では芽吹きました

更新日:3月20日

春の畑OPENに備え、現在、室内で玉ねぎを中心に育苗中の我家。順調に芽吹いています。

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さて今日はかねてから恐れていた歯の治療の日。いつからか、年に4回、ワンシーズンに一度は歯の健康診断に行っています。歯はメンテナンスを怠ると取り返しがつきませんのでね。


日本は歯のメンテナンスについては考えが遅れています。ですから欧米諸国に比べて晩年期まで歯が残る本数が少ないようですね。


幼い頃、上あごの前歯の上に乳歯とも永久歯とも言えない歯、調べると過剰歯と言うそうですが、そんな歯が生えてしまったことがありました。


そこで母に連れられ近所の歯医者さんへ行きました。ところが恐ろしさに泣きわめき治療を拒んでしまったのです。すると主治医の先生に顔を叩かれ無理やり抜歯。そんなトラウマ級の思い出があます。


医師が患者に暴力、今なら大問題になりますね。しかし当時はまだそんな時代ではありません。お陰で以降もさらに歯医者嫌いに拍車がかかり、小学校から出される疾病通知もすべて無視。あのことがなかったら今頃もっと歯も残っていたと思います。


それでも大きくなってからは、今のままではいけないと自発的に通い出し、結婚前にはきれいに治療しました。その際に治療と並行して八重歯を矯正。大昔の写真を見ると顔が変わっているように見えるのは八重歯のせいでしょう。


で、今回です。定期的にメンテナンスに通ってはいましたが、ずいぶん前からの懸案箇所がありました。ほじれば根の状態次第では抜歯の可能性も。そうなるとその後大がかりな治療になってしまうと言われ、騙し騙しここまで来ましたが、いよいよこれ以上放置しても近隣の根にまで浸食してしまってもいけないと、抜歯覚悟で治療に臨んだのです。


正直、何日も前から憂鬱でした。抜歯…約30年ぶり位でしょうか。この年齢で歯を一本失うのは痛手です。歯は東洋医学では骨の余りと言われ腎の管轄。年齢と共にアチコチ出てしまうのは仕方がないのですが、にしても歯は全身に関わってきますから一本たりとも失いたくはありません。


そして…意を決して治療台へあがりました。ところが治療途中で先生から「根は残せそう」と言われ、飛び上がりたくなるくらい嬉しかったです。というか、胸を撫でおろしました。


今日のところは根の治療第一回、今後は何度か根管治療を繰り返し、最後にさし歯を入れて終了の見込みです。


今はインプラントもありますし、抜歯しても何とかなる時代ではあるのでしょう。しかしインプラントにも個人的には懐疑的。もう少し待てばもっといい治療法が出てくるはず。いつか歯医者さん不要な時代が来るくらいに再生医療が進歩すると予想しています。恐らく水面下では必死に研究がすすめられているでしょう。私が生きているうちに芽吹いてほしいものです。


なお気学的に言えば歯は現金を司り、昔から歯抜けはビンボーの象徴ですよね。あれ、実は当たっています。そして口の悪さもしかり。僻み・妬み・嫉み、人の悪口、不平不満。人を悲しめる言葉などは特に注意が必要です。歯の状態が著しく悪化し大がかりな治療を余儀なくされたら、自身のそうした行動を疑ってみる必要があります。



ことの始まりは苦労から。種は真っ暗な闇の中でくすぶり始めます。逆に基本的に種は、暗くしなければ発芽しないもの。地上に芽吹くまで種だって一苦労。ですから何につけ、始まりはいつも苦労からなのですね。





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